書評「アイデアのつくり方」

書評フォーマットを変えてからの第三弾。kindle版が無かったので本を買いました。

なぜ読もうと思ったか

2016年11月に、人生の目標として「ワクワクするサービスをつくるために生きる」というのを置いてみました。

まずは自分がワクワクするサービスを考えるところから始めてみようと思ったのですが、何も手持ちのネタがなく、まずはアイデアを考えるところからだなと。

どんな本だったか

アメリカ最大の広告会社・トンプソン社の常任最高顧問を務めたジェームズ・ヤングによる、「アイデアのつくり方」(まんまですね)が紹介されている本。

本の中の「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」という言葉がとても有名です。

アイデアの“作成”について「フォードの車が製造される方法と全く同じ一定の明確な方法に従うもの」と断言していて、その流れを5つの段階にわけて解説しています。

1段階あたりのスパンがわりと長めで、「今すぐ試せる!」みたいな感じではないですが、アイデア作成との向き合い方、というか生き方を学べます。

一番の学びは何か

「君の描写によって、この男がこの世界中の他のどの運転手ともちがった一人の独自の人物にみえるようになるまで、君はこの男を研究しなければいけない」

5段階のうちの始めのステップが「情報収集」なのですが、集めてこなければならない資料は「特殊資料」と「一般的資料」の2つだという説明があります。

このうちの「特殊資料」というのが、公告でいう「製品と、それを自分が売りたいと想定する人々についての資料」にあたります。

その「人々」に関する調査の説明として、下記の「作家の勉強法」の引用があり、ここに一番ハッとさせられました。

パリの街頭にでてゆきたまえ (中略) そして一人のタクシーの運転手をつかまえることだ。その男には他のどの運転手ともちがったところなどないように君にはみえる。しかし、君の描写によって、この男がこの世界中の他のどの運転手ともちがった一人の独自の人物にみえるようになるまで、君はこの男を研究しなければいけない

思い当たったのが、サービスの施策などを考えるときに「こう使ってもらえるだろう」という仮説は存在するのですが、そのときに「サービスを使う人」としてしか見ておらず、「その人」そのものとして考えたことがなかったなと。

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