「未来に先回りする思考法」を読んで学んだこと

8月の読書メモ6冊目。

学んだこと

なぜ、99.9%の人は未来を見誤るのか

  • 未来を見誤る原因は人々の「思考法」にある。今目の前で起きている「点」からではなく、長い時間軸から社会の進化のパターンを捉え、その流れを「線」として繋げて見る必要がある
  • 未来はビジネスの世界から見えてくる。自分の考える世の中のメカニズムに対する仮説が正しければすぐ数字に反映され、間違っていれば失敗する。ビジネスは、自らの考察を検証できる、最もシビアなツール。
  • 未来予測がしづらいから生まれた「リーン」も、みんなが始めてしまえば競争が激しくなる。今後は、社会のパターンを見抜き、未来に先回りできる企業と個人が勝利する

テクノロジーの進化には一本の「流れ」がある

  • コンピュータやインターネットは、人間の「知性の拡張」をするテクノロジー。今までの蒸気や電力とは根本的に違う。
  • 確実に到来が予想されるのが、あらゆる物体に「知性」が宿る世界。IoTのもう一段階先の話。
  • その仕事が自動化されていく仕事かどうかの判断基準の一つは「マニュアル化が可能な作業」かどうか。
  • 今後「感情」が数値化できれば、コンテンツも自動で量産されるようになる
  • 宇宙からサービスを提供するメリットは明確で、地上から700キロ以上離れた衛星に対しては、国家も制空権を主張できない。
  • 長期的にみれば、人間が想像できるようなアイデアはそのほとんどが実現される。アイデア自体は将来における「点」に過ぎず、それがいつ進化の「線」に取り込まれるかというタイミングの方が重要。
  • Google,Amazon,Facebookなど巨大IT企業の創業者たちが考える未来像は酷似している。自動運転や宇宙産業が来るのは確実で、そのタイミングの読み合いをしている。

すべてを「原理」から考えよ

  • 「情報伝達コストが高く、スピードも遅い」という前提があったからこそ、様々なハブをつくり代理人を立てて「伝言ゲーム」をしていたのが近代の基本構造(民主政治、学校、ECサイトなど)
  • ハブ無しでノード同士ですぐに情報伝達ができるのが今の分散型の社会システム。(シェアリングエコノミーなど)
  • インターネットは、近代に引かれた様々な境界線を「溶かす」。例えば、GoogleやFacebookのサービスはインフラを担い、国家と企業の境界を溶かす。(Appleの2014年の売上は約22兆円。「売上」を国家の「歳入」として考えれば、200ある国家のうち20位付近に位置する)
  • インターネットで共有することのメリットや楽しさが大きくなれば、プライバシーの概念もゆるやかになっていき、自分と他人の境界を溶かす。
  • 外資を規制し国内の企業(Baidu、Tencent、Alibaba)を大事に育ててきた中国は、いまやインターネット産業において唯一米国と競争できる可能性を秘めた国。
  • ネットの普及により、今まで数量化できなかった価値も数量化できるようになった。SNSでの「他者からの注目」や、サービスがもつ「ユーザーの注目」など。
  • 「どんな必要性を満たすために生まれたのか」という目的の部分がかすんでしまい、そのシステム自体を維持することに目的がすり替わってしまう、というパターンが繰り返し見られる。

テクノロジーは人類の敵なのか

  • IT業界の巨人たちは、最先端の研究者を自社内に囲い込み、クローズドな状況で開発を進めている。
  • 現在の「当たり前」は、次の「当たり前」が作り出されるまでの過渡期の話に過ぎない。
  • Googleの20%ルールは、創業者の意思決定が間違っていたときのためのリスクヘッジ。どれだけ多くの経験を積んでも、「不確実性」からは逃れることができない。

未来に先回りする意思決定法

  • 現状の効率化を突き詰めても得られる効果はせいぜい2〜3倍が限度。10倍や100倍の成果を得たいのであれば、今自分が取り組んでいる活動そのものを見直す必要がある。
  • 大きなリターンを出すためには、適切な時に適切な場所にいることが重要。人間ひとりの努力によってできることは非常に限られている。努力に頼るよりも、大きな流れに乗ること。
  • 今の自分の、非常に限られた認識を元にした「論理的な意思決定」に邪魔されて可能性を狭めてしまうのはもったいない
  • 「一番になること」を目標にできるのは、すでに誰かがルールをつくっているから。その時点で二番手にしかなれないことが確定している。本当に一番になりたいのであれば、誰もいないフィールドに飛び込むこと。

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