「これからの世界をつくる仲間たちへ」を読んで学んだこと

8月の読書メモ3冊目。

今後5年10年先のことを考えた上で仕事をしていきたいなと思っていて、そのヒントになることを期待して読みました。

学んだこと

「魔法をかける人」になるか、「魔法をかけられる人」になるか

  • 映像の世紀=1つのコンテンツ x N人の人、魔法の世紀=N個のコンピュータ x N人の方法
  • プログラミングは、自分が論理的に考えたシステムを表現するための手段にすぎない。大事なのは、自分の考えをロジカルに説明して、ロジカルにシステムを作る能力。
  • コンピュータには不得意で人間がやるべきことは何か。どのようにして人の良いところと人工知能の良いところを組み合わせ次の社会に行くのか。コンピュータとの”文化交流”が必要。
  • コンピュータになくて人間にあるのは「モチベーション」。これが無い人は使われる側になってしまう。
  • たくさんの違った常識をもつこと。複数のオピニオンリーダーの考え方を並列に持ちながら、自分の人生と比較し、どれとも違った結論に着地できないか、常に考えること

人はやがてロボットとして生きる?

  • コンピュータが得意にしているのは「総当たり戦」。与えられた問題の答えやコンテンツのバリエーションを総当りで探して、最適解を見つける。
  • Uberのドライバーの平均時給は日本のタクシー運転手の3倍程度。ホワイトカラーのマネジメント業務がコンピュータに取って代わられ、その分、運転手のようなブルーカラーの収入は増える
  • IT化で資本主義のあり方が激変しても、その根底にある原理は変わっていない。「誰も持っていないリソースを独占できる者が勝つ」。(株式・石油・スポーツや芸能の才能)
  • 大事なのは、成功したクリエイティブ・クラスをそのまま目標にするのではなく、その人が「なぜ、いまの時代に価値を持っているのか」を考えること
  • クリエイティブ・クラスの人間が解決する問題は、他人から与えられるものではない。誰も気づかなかった問題がそこにあることを発見するところから始まる。
  • 新しい問題を発見して解決するのは「勉強」ではなく「研究」。
  • 研究者になるまでに教科書を読むのが勉強、その教科書を書けるくらいの専門性をもつのがクリエイティブ・クラス。
  • 抽象的な教養やアイデアだけあっても何もできない。「実装」と「アイデア」が個人の中で接続されることに価値がある。

いまを戦うために知るべき「時代性」

  • ICカード、iPhoneのSiriなど、人工知能社会のブラックボックスを、多くの人々が当たり前のように享受しているのが21世紀の世界
  • 現代の「魔術」の裏側には必ず暗黙知をもつクリエイティブ・クラスがいる。彼らにとって人工知能環境は、自らの欠点や他人で代替可能なタスクを行ってくれる第二の頭脳であり、身体。自らの存在を脅かす敵ではなく、自分をよく知る「親友」
  • オンリーワンの専門性を身に付けること自体は難しくない。誰もやらないことをやればよい。ただし、それが今の時代に何の価値があるのかを説明するロジックが必要。そのロジックまで含めて、誰にも真似されないオリジナルなものでなければならない
  • 「それによって誰が幸せになるのか」「なぜいま、その問題なのか。なぜ先人たちはそれができなかったのか」「過去の何を受け継いでそのアイデアに到達したのか」「どこに行けばそれができるのか」「実現のためのスキルは他の人が到達しにくいものか」この5つにまともに答えられれば、そのテーマには価値がある。文脈で語れる=有用性を言語化できる=他人にも共有可能な価値となる
  • 世界を「できあがったシステム」だと考えて1ユーザーとして利用していたのでは、そこで起きる問題を解決することはできない。クリエイティブ・クラスとして生きていくには、その世界を回している人間の営みを理解する必要がある
  • 本物のクリエイティブ・クラスは、自分が理解できるまできちんと相手の話を聞きます。自分の理解が間違っているのか、相手に価値がないのかを見極めるまで、自分から問いを発して話を掘り下げていく

「天才」ではない、「変態」だ

  • 「天才」というと、その才能を活かす職種がひとつに限定されてしまうケースが多い。「変態」は比較的レンジの広い専門性を持っている(建築好きの変態は、建築士、素材や重機の開発者、インテリアコーディネーターや都市計画の専門家になれるかも)
  • 「素人のように考えて、玄人のように実行する」。人の心を動かし、世界を変えようと思ったら、玄人にしかわからないものを作っていてはダメ。もともと興味も関心もなかった人々の心を強烈にノックしてドアをあけさせる物やサービスをつくる。
  • 万人共通の「WOW!」がなければウケない。一番簡単なのは「きれい」「美しい」。その次に簡単なのは「やばい」「すげえ」。それより難しいのは「楽しい」と思わせること。さらに難しいのが「なんだかジーンとした」という感動。
  • 自分の素人アイデアを誰かの専門性が解決してくれるかもしれないし、誰かの素人アイデアを解決するために自分の専門性が必要になるかもしれない。自分にとって気になる「小さな解決したい問題」を見定めて、その周辺を深く掘り下げていくこと、たくさんの人の視座で問題を見つめていくこと

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