書評「リーン・スタートアップ」

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5月の書評3冊目。

何のために読むのか

自社サービスのデザイナーとして仕事をするにあたって、取り組むべき課題の見つけ方と、それに対する解決策の考え方のヒントを求めて読みました。

何を学んだか

事業について

  • 「ビジョン」を実現するために「戦略」があり、戦略から生み出される成果物が「製品」である。
  • リーン・スタートアップは、ビジョンを中心に持続可能な事業を構築する方法を明らかにする。
  • 戦略の中で仮説に基づく部分を見つけ出し、製品によって検証をする(戦略のどの部分が優れていてどの部分が狂っているのか)
  • プロセスについて

  • 仮説検証は「構築→計測→学習」のフィードバックループを回す。このループをできる限り小さく速く。
  • フィードバックループの計画は、回転とは逆順の「学習→計測→構築」で考える。まず検証する必要がある仮説を見つけ、仮説を検証できる数値を定め、それが計測できるMVPを構築する。
  • 個人の作業や個々の工程の速度を犠牲にしてでも、ループ全体の高速化を目指す

検証する仮説について

  • 製品を改善するアイデアは無限に浮かぶが、その大半はごくわずかな違いしかもたらさない。「スタートアップは飢え死にしない。溺れ死ぬのだ」
  • 「成長のエンジン」と言えるようなリスクの大きい仮説を優先的に検証する。それが検証できるまでは、ほかの仮説を検証しても意味がない。
  • 必ず予測を立ててから検証し、予測と実測の比較をする。
  • 価値仮説とは顧客が使うようになったとき、製品やサービスが本当に価値を提供できるか否かを判断するもの。
  • 成長仮説とは、新しい顧客が製品やサービスをどうとらえるかを判断するもの。

MVPについて

  • 要となる仮説の段階をクリアしたら、最初の「構築」フェーズに入り、できるだけ早く実用最小限の製品(MVP)を作る。
  • 目的は、機能を提供することではなく、顧客の問題をどうしたら解決できるのか学ぶこと
  • 求める学びに直接貢献しない機能やプロセス、労力はすべて取りのぞき、最小工数で「学びが得られる実験」を考える。やらなくても学びはじめられることはどれほど重要に見えてもすべて無駄。
  • MVPには後々必要となる必須機能さえも要らない場合があるが、必ず見込み客に見せて「計測」をしなければならない。
  • ペルソナをつくる。顧客が誰なのかわからなければ、その顧客が何に価値を見いだすのか、何が製品の「品質」と言えるのかもわからない。

コホート分析について

  • コホート分析:総売上や総顧客数のような総計あるいは累積値をみるのではなく、顧客グループの成績を個別にみる。
  • コホート分析の場合、総売上や総顧客数のような総計あるいは累積値を見るのではなく、製品と新しく接する顧客グループの成績を個別に見る。この互いに独立したグループをコホートと呼ぶ。
このほうがデータの山よりもずっと役に立つ。たとえば個人間で行われた会話の総数のみが報告されている状態のとき、どうすればIMVUの成功・不成功を判断できるのだろうか。ある期間に1万回の会話が行われたとしよう。これはいい兆候なのか違うのか? これはものすごく社交的な人がひとりいたのか、それとも製品を試用してはあきらめる人が1万人もいたのか、どちらだろうか。もっと詳細なレポートにしないかぎり、この疑問に答えることはできない

何を実践するか

今回は記事にまとめるのが読むことと同じくらい大変でしたが、その分大きな学びがあったように感じています。

といっても、既にリーン系を参考にした開発フローにはなっているので、今までとやることが大きく変わる訳ではないのですが、自分の今の仕事が事業においてどのような役割を果すものなのかクリアになりました。

日々の施策を実施していく上で、より意味のあることだけに集中できるようになった気がします。

振り返り

2Q終わりにでも振り返ってみます。

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投稿者:

is178

ワクワクするサービスをつくるために生きてます
twitter/is178

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