書評「今日からはじめる情報設計」

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4月の書評3冊目。

なぜ読もうと思ったか

実は前にも一度読んだことがあるのですが、最近会社の人がこの本が良かったと言っていたのを見かけて読み直してみました。

やっぱり一度読んだきりで放置しておくと、読んだことは覚えていても、ほとんど内容を覚えていないですね。

何かヒントがあれば「ああ書いてあったね」と思い出すこと(再認)はできるのですが、自発的に「こんな内容だったよ」と説明(再生)するのはただ読むだけでは無理ですね。

今回は書評を書いたのと、具体的に実践していこうと思ったポイントをまとめたので、これで少しは身になると良いのですが。

どんな本だったか

10年に渡り情報アーキテクチャの実務に携わり、Information Architecture Instituteの理事長やInformation Architecture Summitの顧問を務めるアビー・コバート氏による、センスメイキング(混乱を解きほぐして整理する)の指南書です。

1トピック毎に見開きで簡潔に説明されていて、情報アーキテクチャの本だけあって、流石に読みやすいです。

個人的に参考になった・実践していこうと思ったトピックはこの辺りです。

  • 結局のところ、情報を混乱させる原因はそう多くない(情報過多、情報不足、不適切な情報、その組み合わせ、の4種類だけ)
  • 「情報」は解釈の結果。意図的な配置はできても、「情報」そのものを送り手がつくることはできない
  • 「情報」はデータでもコンテンツでもない
  • 「良い」か「悪い」かは、何を意図するかによって決まる
  • 「良く見えること」と「使いやすいこと」
  • 進捗は、達成と同じくらい重要な尺度
  • 曖昧な指示が混沌を生む
  • 完成を求めない。ずっと変わらないものを作り上げるのはものすごく難しいこと

一番の学びは何か

「フィルターになろう。コーヒーかすではなく」

「単にアイデアを持ち込むだけの人にならないでください。そのかわり、他の人たちのアイデアを濾して、それが飲めるようにする人になってください。」という部分で、今自分がやっている仕事はまさにこれだ!と思いました。

これは、チームの話でも、施策の話でも、何にでも言えることですね。
言語化されることによって、自分が何をやるべきか理解が深まったように思います。

コーヒーを淹れるとき、フィルターの役割はコーヒーにコーヒー豆を残さないことです。同様に、センスメイキングとは、ユーザーに提供しようとしているアイデアから、余計なものを取り除くようなものです。
取り除かれるものは、加えられるものと同じくらい重要です。仕事はアイデアだけでは終わらせられません。
単にアイデアを持ち込むだけの人にならないでください。そのかわり、他の人たちのアイデアを濾して、それが飲めるようにする人になってください。

あと、骨組みと土台の重要性を説くトピックで「used to be Pizza Hut」で検索してください、というお話があったのが面白かったです。(元ピザハットの建物は、見た目をどう取り繕ってもピザハット)

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