書評「現代語訳 学問のすすめ」

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2月の書評3冊目。

なぜ読もうと思ったか

孔子の論語を読んでみて、たまには古典に触れるのも面白いなと思ったので読んでみました。

「いかに効率よく仕事をして、いかに大きな成果を出すか」みたいなお話も読みつつ、「人としてどう徳を積むか、どう生きるべきか」みたいなお話も読むことで、人としていい感じにバランスが取れたらなと。

どんな本だったか

かの有名な福沢諭吉の学問のすすめの現代語訳です。

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という書き出しが有名なので、てっきり「全ての人が平等なのです」「いかなる人も見下してはなりませんよ」という聖人君子の主張が書かれた本かと思っていたのですが、いざ読んでみると、「あまりのバカさ加減を笑わずにはいられない」みたいなことも平気で書いてある人間味溢れる本でした。

「人は生まれた時点での差はないだけであって、学ぶか学ばないかによっては雲泥の差が出るものだ」というスタンスなのですね。

一番の学びは何か

『つまるところ、その原因は、「気風」というものに縛られて、人々がそれぞれしっかりと個人としての働きをしてこなかったことによるのではないか』

個々人で見れば優秀な人たちのはずなのに、集まって打ち合わせをするとなぜかよくわからないところに着地するという経験を何度かしたことがあるのですが、原因はそのチームが持つ「気風」にあると考えるとすごく腹落ちしました。

日本がこれから本当の意味で独立していくにあたって、日本人が持つべく意識について書かれているのですが、会社組織のことを考える上でそっくりそのまま参考になります。

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