書評「UXデザインのやさしい教本」

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久しぶりの読書メモ。週1くらいで書いていきたい(理想)

どんな本?

UXデザインのやさしい教本 UXデザインの仕事の実際、学習のヒントとアドバイス

UXデザインとは何か、UXデザイナーとは何をする仕事か。
UXデザイナーとして働く上で必要になる知識、習慣、手法、心構えなどが書かれています。

気になった箇所

UXデザインはプロダクトマネジメント、エンジニアリングと並ぶデジタル製品開発の三本柱の一つ。 プロダクトマネジメントチームはビジネス面を、エンジニアリングチームは実装を、UXチームが担当するのは製品の動作、外観、使用感のデザイン。

最近読んだ他の本にも書いてありましたが、これはまさにそうですね。

他の二本柱が弱い場合は、最悪開発やサービスが止まったりするので、誰の目にも明らかに「欠陥」としてわかります。

一方、デザインの場合は、多少質が低くともそれが原因で開発やサービスが止まることはないので、中々問題として上がりにくい構造になってしまっています。

それはつまりデザインが他の2つに対して重要度が低いからだと思う人もいるかもしれませんが、それは違います。

例えば、どんなに時間をかけて新機能を作っても全く使ってもらえないだとか、どんなにたくさん施策をうっても全く当たらないだとか、そういった深刻な事態もまさにデザインの問題なのですが、それがデザインの問題だという認識をされていないことが多いのです。(「広義のデザイン」というものが理解されていない)

その場合、チームがその三本目の柱を意識できるよう、デザイナー自身が組織全体に働きかけなければなりません。自分がきちんとパフォーマンスを発揮できる環境を整えることもデザイナーの仕事です。

デザインの本質は、まだ存在しないものを想像して、伝えることにあります。創造的なプロセスは複雑で予測できず、最後まであいまいですが、UXデザイナーはその良さを受け入れる必要があります。 本当に厄介なのは、はっきりと提示されなかったり、交渉の余地がある制約です。

例えば、「こういうものが作りたい」という話があったときに、そもそもやりたいことにまで話を遡って、他にその目的の実現手段はないかどうか、どの要素ならコントロールできるのかを把握するのもデザイナーの仕事です。ここをサボってしまうと、全く意味のないものを作るはめになってしまいかねません。

サービスのデザインをきちんと考えようとすれば、自然と事業そのものと向き合うことになるので、デザイナー1人の知識だけでは解決できないような問題もたくさん出てきます。

そのときに、自分一人の力で解決しようとしてしまうと、その場しのぎの対応策になりがちなので、チームのエンジニアや責任者ときちんと話し合う必要があります。

振り返りを伴わない練習は単なる繰り返しにすぎない。自らの行動を振り返り、どこに改善の余地があるかを自問すれば、次は適切に取り組んだり別のやり方を試したりする準備ができる。

毎日・毎週・毎月、自分の行った作業内容と成果の振り返りを行わないのは、みすみす成長の機会を逃してしまっているようなものです。

常に「当たり前」とされているものを疑ってかかり、もっと少ない工数でもっと大きな成果が出せないかと自問自答し続ける必要があります。

ちなみに、そういった過去の自分の行動を振り返ることを「行為についての省察」と言うらしいのですが、それとは別に「行為の中の省察」というものがあるそうです。

「 ダブル・ダイヤモンド・モデル」 英国デザイン協議会が策定し、デザイン業務で一般的に広く採用されている、実績ある総合的なフレームワークおよび体系図。 デザインプロセスには「探索、定義、展開、提供」の4つのフェーズがある。「探索」と「展開」では可能性を広げる活動をし、「定義」と「提供」のフェーズでは可能性を絞り込む活動をする。

デザイナーなら誰しも「広げる」フェーズと「まとめる」フェーズは意識していると思うのですが、それを言語化したフレームワークがありました。

実のところ、最適または優れたデザインとは何かと考えると、「最低限度の条件を満たす」デザインであるという結論に至ります。つまり、定義した問題のニーズを実質的に満たすデザインです。何が「最低限度の条件」かを判断するのは、UXデザイナーとプロダクトチームです。

こちらは「展開」フェーズの説明文の抜粋なのですが、特にサービスのデザイナーには必要な考え方ですね。

やるべきこと・やった方がいいことは常に山のようにあり、到底すべてを完璧にはできません。自分が今どこに力を入れるべきか、それはなぜか、常々考えておかなければなりません。

実践したいこと

必ず「振り返り」をする

「振り返りを伴わない練習は単なる繰り返しにすぎない。」とあった。日々の仕事にも、読書にも言えそうなこと。

  • 会社の日報で作業時間見積もりに対して結果がどうだったか振り返る。どこに時間が掛かったかを見ることで、改善できるところを探す。
  • 本を読んだら、必ず何を学んだかを書き、それを何の行動に繋げるかまで考える。
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投稿者:

is178

ワクワクするサービスをつくるために生きてます
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